初めての素顔

2月22日(水)

久しぶりに、新宿御苑へ行きました。去年の卒業式後に卒業生を連れて行って以来です。節分の日に春を探しに行こうと計画していたのですが、あまりの寒さに中止しました。そのリベンジという面もありますが、上級のクラス写真を早咲きの桜の下で撮ろうというのが主たる目的です。

前半の授業を終えて、11時少し前に学校を出ました。気温は上がっていませんでしたが、抜けるような青空で、風も弱く、覚悟していたより寒くはありませんでした。入苑時に御苑の職員がたっぷりお役所仕事をしてくれたようで、10分以上は待たされました。それでも、学生から「寒い」という声は聞こえてきませんでした。スマホに夢中だったからかもしれませんが…。

苑内は、ぱっと見は冬枯れですが、木々をよく見ると新芽を膨らませているのもありました。大城戸門からしばらく歩くと、下見でT先生が目をつけていた早咲きの桜が、白と濃いめのピンクの花を誇っていました。周りが殺風景なだけに、目を引きますね。スマホで接写している学生もいました。きっと、春のかけらが欲しいのでしょう。

写真の時は、屋外でもあることだし、マスクを外してもらいました。私にとって、大半の学生が初めての素顔でした。意外と子供っぽい顔、思ったより大人びた顔、勝手な想像とは逆にふっくらした顔、オンラインの画面で見た時よりもずっと精悍な顔など、実に様々でした。

そんな顔を見ながら、秋に進学したAさんや、病気のために帰国を余儀なくされたBさんや、今ここにいる学生たちと机を並べた面々を思い出しました。みなさんどうしているのでしょうね。

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