オリエンテーション

4月15日(火)

今学期の日本語プラスが始まりました。いや、全体としては昨日から始まっているのですが、私は、昨日は午後クラスでしたから、1日遅れで始まったという次第です。

まず、大学進学準備と称して、大学進学全般に関するオリエンテーションをしました。学生たちが勘違いするのは、進学するのは1年後ですが、実質的な勝負は6月のEJUすなわちちょうど2か月後だという点です。私立大学の入試は9~11月ぐらいが山場ですが、合格発表が年内となると11月のEJUの成績は使えません。6月のEJUでいい点数を取らない限り、“いい大学”には入れないのです。

毎年口を酸っぱくして言い続けているのですが、入試は早く動いた学生が勝つのです。この4月に進学した卒業生たちも、1年前の4月から「先生、どうしたらいいですか」と騒いでいた学生たちが、第1志望かそれに近いところに進学しています。そういう実例も示しながら学生たちの尻を叩きましたが、今年の学生たちはどうでしょう。

次は化学。化学と物理、化学と生物という組み合わせで受験する学生ばかりですから、理科全般についてのオリエンネーションをしました。化学と物理は、平均点が50点をちょっと超える程度ですが、それで満足していてはいけません。最低でも60点、“いい大学”を目指すなら70点は取らなければなりません。生物は平均点が65点ぐらいですから、“いい大学”に入るには80点は必要でしょう。

さらに、カタカナ語から逃げていては全体に成績は伸ばせません。英語の発音とも微妙に違う不自然な発音かもしれませんが、それが日本語の専門用語なのですから、覚えるほかありません。

化学の受講生も、6月15日のEJUに勝負をかけなければなりません。生易しいことではありませんが、どうにか乗り越えてもらいたいものです。

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