8月25日(月)
夏休みは、丸々福岡にいました。
16日(土)の朝いちばんの飛行機で福岡へ行きました。右手に志賀島を見て、博多港の貨物ターミナルの真上を通り、博多駅の新幹線ホームに降りるんじゃないかというくらいの勢いで市街地に突っ込み、さあ着陸だと、7時55分20秒、21秒、22秒、23秒、24秒、25秒と秒読みしましたが、最後のドスンというショックが来ません。それどころか、急上昇し始めました。筑後川らしき流れが見えてきたころに、機長からアナウンスがありました。「滑走路に鳥が止まっていましたので、着陸をやり直します」とのことでした。エンジンから火を噴いたり、オーバランしたりしたらとんでもないことです。約15分後に再着陸し、無事到着しました。めったにできない体験をさせてもらえました。
福岡城跡・鴻臚館、伊都国歴史博物館・高祖山、宗像大社、志賀島一周、可也山、直方・若松、能古島、板付遺跡・金隈遺跡・奴国の丘歴史資料館といったところを回ってきましたが、みなさんの食指は動きますか。
毎朝、ホテルのバイキングで意地汚く2食分詰め込み、日中は人跡稀なるところを歩き回り、シャワーを浴びたかのように汗をかいて、夕方ホテルに帰り着くという日々を送りました。毎日、スマホの歩数計で2万歩ぐらい歩きました。おかげで衣服からはみ出た手足はたっぷり日焼けし、冬まで黒白がくっきりしていることでしょう。
上述のように、今回は縄文時代から古代までを中心に見て回りました。そういった時代における、この地方と大陸との距離の近さが実感できました。より一層興味を掻き立てられました。また、標高は数百メートルにも満たないものの、眺めがいい山にいくつも登りました。空気中の水蒸気が若干多めでしたから、めちゃくちゃ遠見が利いたわけではありませんでしたが、山のてっぺんから平野部を見下ろすのは気持ちがいいものです。「あれがこれか」と、実際の景色と地図とを突き合わせるのも、実に楽しいです。
帰りの飛行機は、何事もなく定時出発、定時到着でした。東京は、福岡よりずっと暑かったです。
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