手を挙げる

5月11日(水)

来週の火曜日の運動会では、最上級レベルの学生は競技役員として、競技の進行に携わってもらうことになっています。その競技役員とは具体的にどのようなことをするのかについての説明会を開きました。

どんな仕事があるかを説明した後で、その役割を務めてくれる学生を募りました。すると、Mさん、Yさん、Eさん、Tさん、Uさんなどはどんどん手を挙げてくれるのですが、Bさん、Sさん、Kさんなどはできるだけかかわらないようにという内面が透けて見えました。Iさんにいたっては、「やりたくないです」とはっきり言い切ってしまいました。

みんなのために汗をかこうという学生と、自分のことしか考えようとしない学生と、わりとはっきり分かれました。前者には、その心意気に何らかの形で報いてあげたいと思いました。そういう学生が何かしようとしているとき、一肌脱いであげたくもなるでしょう。後者に対して冷たく当たるつもりはありませんが、「この学生は運動会の時にがんばってくれたから…」という、プラスアルファの気持ちにはなれなかったとしても、こちらに罪はないんじゃないかな。

進んで手を挙げてくれた学生たちが何か見返りを求めているとは思いません。純粋な気持ちが感じられたからこそ、その心が尊くいとおしいのです。そして、そういう学生たちと手をつないで、運動会を盛り上げ、成功させ、是非、その喜びを分かち合いたいものです。

説明が終わった後、「気ばたらき」ということばを出して、これこそが運動会を成功に導くキーワードだと強調しました。何でも引き受けてくれたYさんたちには、私が言いたかったことがきっと伝わったと思います。思い出深い運動会を作り上げようと、こちらの決意も新たにしました。

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