7月3日(木)
午前中、眼科へ行きました。その眼科は、大学病院ほどではありませんが、総合病院の中にあります。その病院で受けた定期健康診断の眼底検査で引っ掛かって以来、もう10年以上にわたって、学期休みごとに定期的に診てもらっています。
診てもらった結果、目の方は異常なしでしたが、先生から、家の近くの眼科で見てもらったらどうかと言われました。症状が安定していますから、クリニックで経過観察を続けていくことで十分だというのが1つの理由です。もう1つの理由は、その病院がどうやら人手不足のようなのです。そんな意味のことを、先生がチラッと口になさいました。
病院にとって、私のような慢性病の経過観察だけの患者は、決していいお客ではありません。診療報酬は国によってがっちり決められていますから、もうけにはつながりません。昨今の人件費をはじめとする諸経費の高騰を賄うにはあまりに貧弱でしょう。だから、そういう患者の代わりに検査や治療をバンバンする患者を取り込んだほうが、病院の経営には好ましいです。
朝、病院へ向かう時にはまっさらだったポスター掲示板に、学校へ戻るときには数枚のポスターが張られていました。参議院議員選挙が始まりました。上述の問題も、医療費を高くすれば解決するというほど簡単な話ではありません。減税を訴える党もありますが、トランプさん対応や福祉や国土の脆弱化(八潮陥没事故がその典型)など、日本を取り巻く環境はさらにお金がかかる方に動きそうです。
20日まで、じっくり考えさせてもらうことにしましょう。
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