5月23日(金)
ここ10日ほど、咳と鼻が出続け、収まる気配も見えません。最近のどが渇くのですが、水分が鼻水として出て行ってしまうからだろうかと疑いたくなるくらいです。咳をし過ぎたせいでしょうか、きのうあたりから右胸の筋肉が痛いです。変な態勢でせき込んだのに気づいていなかったんだと思います。そんなわけで、午後、近くの耳鼻咽喉科へ見てもらいに行きました。
予約制ではないところでしたが、15分待ちぐらいで順番が回ってきました。症状を聞き、「じゃ、口を開けて。左の方を向いてください」と、医者は口の中が映し出されるモニターを見るように指示を出します。「のどは赤くなっていませんね」と言いましたが、確かにその通り。赤くただれているのではないかと思っていましたが、拍子抜けでした。続いて鼻の中にカメラを突っ込むと、鼻水が絡まった鼻毛の束が大写しにされました。こちらも取り立てた異状はありませんでした。こういった患者自身が自分の身体を直接確認できるような医療器具が広く普及しているようです。たまに町の医者に行くと、勉強になるものです。結局、単なる風邪という診断でした。
処方箋をもらって薬局へ。医者の話によると、最近は風邪が流行っているので、病院に一番近い薬局では咳止めの薬がなくなってしまったとか。学校の近くで探すことにしました。
しばらく前のこの稿に書きましたが、病院からの処方箋調剤の場合、その薬局にない薬が1種類でもあったら、他のすべての薬も出してもらえません。ですから、事前に処方箋調剤薬局の位置を調べ、1軒目に入りました。すると、白衣の薬剤師さんが「1日3回、毎食後、2錠ずつ飲んでください」とスマホに向かって話していました。その向かい側には背の高い外国人のお客さん(患者さん)。用法を翻訳アプリに吹き込んでいたのです。スマホの画面を確かめたお客さん、満足気に「ありがとう」と言って店を出て行きました。
薬が出てくるまで時間がかかりましたから少し心配になりましたが、処方箋の薬は無事全種類そろいました。驚いたのはその値段です。1日当たり90円。ジェネリックにしてもらったからということもあるでしょうが、申し訳ないほどの安さです。この1週間分で、何とか治さなくちゃ。
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