Category Archives: 気象

台風欠席

9月8日(金)

授業数分前に教室に入ると、学生がわずかに5人。荷物が置いてある机が2つありましたからそれを加えると7人になりますが、まだ半数以下です。チャイムが鳴っている最中に学生がドドトっと駆け込んできて、かろうじて半数を超えました。

私のクラスに限らず、今朝は遅刻が多かったようです。確かに台風が近づいてきていて、雨脚が強かったです。でも、傘が役に立たないほどではありませんでした。風も吹いていました。でも、人や物が吹き飛ばされるほどではありませんでした。計画運休という噂のあった東海道新幹線も平常運転でした。羽田発着の航空便もダイヤに大きな乱れはありませんでした。にもかかわらず自主休校を決め込んだ学生があちらこちらにいたようです。

こういう学生は、休むきっかけを見つけるのに必死です。私のクラスのZさんは12時まで寝ていました。Yさんに至っては、堂々と台風のためと言います。Wさんは、電話にすら出ません。遅刻してきたTさんだって、理由になりそうな理由なんかありません。気の毒だなと思ったのは、登校途中に足を滑らせて転んで服を汚してしまい、さらに膝を擦りむき、家に戻ったFさんぐらいでしょうか。WさんやYさんは、出席率に問題があります。雨どころか、槍が降っても来なければならない学生たちです。

どの学生にも、進学や勉強について厳しく指導してきました。それが嫌なんでしょうかねえ。だとしても、それは逃げです。台風の日に休むのは、雨宿りに過ぎません。台風が過ぎ去ったら、またそういったことに真正面から向き合わなければならないのです。

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夏をしのぐ

8月4日(金)

Tさんは初級クラスの学生です。初級の授業は午後1時半からですから、通学時間約50分のTさんの場合、12時過ぎに家を出れば楽に授業に間に合います。ところがTさんは、10時ごろに学校へ来ます。

授業に間に合うかどうかだけを考えれば、昼ご飯を済ませてから家を出ても遅刻することはないでしょう。どこかで昼食をとるにしても、出るのが11時半では早すぎるくらいです。どうして10時ごろに学校にいるのだと思いますか。

それは暑さを避けるためです。Tさんの家から最寄り駅までは、歩いて20分ほどです。その間、快晴の空から降り注ぐ直射日光を浴びたら、駅に着くまでに大汗をかいてしまいます。それを避けるために朝だいぶ早く家を出るのです。確かに、電車は、ラッシュの終り頃ですから、まだ混んでいます。しかし、電車内はエアコンが効いていますが、駅までの道のりや、新宿御苑前からここまでは、エアコンがありません。35℃以上の暑さの中を歩くのは、自分にはには耐えられないということです。それに、学校へ来れば勉強の雰囲気が整い、予習も進み、一石二鳥です。

今年の夏は半端じゃありません。国連事務総長が言うように、まさにboiling です。暑い盛りの時間に炎天下を歩くのは、避けられるのなら避けた方が100倍も1000倍も賢明です。今朝は7:20に早くも気温は30℃になりましたが、Tさんが本来登校する時間帯は35℃を上回りました。5℃涼しかったら、体が受ける負担はかなり違うでしょう。

来週は曇りがちで猛暑日からは脱しそうですが、湿度は高そうです。Tさんの早出は、しばらく続くことでしょう。

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こんなに暑いのに

7月28日(金)

暑い日が続いています。東京の最高気温は36.2度でしたが、全国で暑い方からの第10位が38.5度ですから、2度余りも及びません。こんなに暑いのにベスト(ワースト?)10にも入れないのですから、日本全土が熱波に包まれていると言っていいでしょう。

私がよく行く狭い範囲での感覚でしかありませんが、近ごろは、お昼の食べ物屋さんがいくらかすいているような気がします。昼食を取りながらお店で涼もうとしても、お店までの暑さに耐えられず、そこまでに至らないのかもしれません。近くのお店で我慢しようとか、あまりの暑さで食欲そのものが減退してしまったとも考えられます。新宿駅付近なら地下街に逃げ込むという手もありますが、ここからではその地下街にたどり着くまでにどうにかなってしまいそうです。

わりと最近まで、36.2度なんていうと、年に何度もない異常な暑さでした。気象庁が最高気温35度以上の日を猛暑日と呼ぶようになった2007年あたりから、36.2度がありふれた暑さになり始めたのではないでしょうか。東京の36.2度は、現時点で今年の7位タイです。この調子で行くと、夏の終わりには上位10位から落ちているでしょう。2007年以降、36.2度でその年の最高気温になれるのは、タイも含めてわずかに6回です。2014年までに5回、最後はタイの2019年です。

世界気象機関とEUの気象情報機関・コペルニクス気候変動サービスが、7月の世界の平均気温が観測史上最高になることが確実になったと発表しました。日本全土どころか、全世界が熱波に包まれているのです。

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初熱帯夜

7月8日(土)

今朝の東京の最低気温は25.2度で、どうやら今シーズン初の熱帯夜だったようです。予報を見ると、来週は毎日熱帯夜の真夏日みたいです。しかも、最高気温は33度ぐらいまで上がるそうです。“曇り時々晴れ、降水確率40%”ぐらいの日が続きますから、梅雨明けはまだまだでしょう。

始業日前にやっていたアメリカのプログラムできている学生への授業で、“暑いです=hot”を入れて、「毎日、暑いですね」なんてやっていました。すると、Tさんが、“How do you say humid?”と聞いてきました。アメリカの学生たちにとっては、東京の夏はhotではなくhumidなのです。「蒸し暑い」と答え、直訳するとsteamy hotになると付け加えると、教室にいた全学生がうなずいていました。Tさんは、早速、「毎日、蒸し暑いですね」などと言っていました。

Tさんは“蒸し暑い”がよほど気に入ったのか、“蒸し”の部分を“無視”と同じアクセントで発音し、強調していました。アメリカの内陸部出身だそうですから、気温が高いのはともかく、湿度が高いところで暮らすのは初めてなのに違いありません。ですから、自分のhometownと東京との違いは“蒸し”だと主張したいのでしょう。

Tさんは、ゆうべの熱帯夜はどう過ごしたでしょう。湿度は一晩中70%前後でしたから、エアコンつけっぱなしだったかもしれません。でも、それは一歩間違えると風邪にまっしぐらです。蒸し暑い夜への対処法なんて、ガイドブックにもネットのサイトにも載っていないでしょうから、自分で編み出すしかないのかな。それも、留学の思い出として、笑い話にしてもらいたいです。

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あと1か月

5月18日(木)

昨日から急に暑くなりましたね。中間テストの翌日、16日から、スーツ・ネクタイなしのクールビズにしています。これぐらい暑いと、その甲斐があったというものです。お昼前に外に出たら、やっぱり気温の高さを感じました。でも、肌にまとわりつくような、ねっとりした暑さではありませんでした。湿度は30%前後だったようですから、さわやかな暑さだったと言っていいでしょう。

5月の暑さは日中だけですから救われます。昨日も日が沈むのと同時くらいに気温は25度を割り、今朝の最低気温は18.7度でした。7月や8月は、夜になっても暑いです。最低気温が28.7度なんていう日もざらにあります。そうなると朝から体力消耗で、ぐったりしている学生が目立ってきます。

物理の授業の直前に質問に来たPさんも、軽装でマスクもしていませんでした。おとといの化学の時間は、2月ごろにも着ていたフリースみたいなのを羽織っていました。それと比べるとえらい違いです。おとといは、朝はひんやりしていましたからね。

その物理ですが、Pさんを含めて、みんな宿題をしてきませんでした。「来週の授業は問題の解説をするから、必ずうちで問題をやってこい」と繰り返し言ったつもりでしたが、通じていませんでした。やっていない問題の解説をしてもしょうがないので、時間を与えて問題を解かせました。おかげで、ごく限られた問題しか解説ができませんでした。学生たちは、これでは時間の無駄だと感じてくれたでしょう。そう信じて、来週分の問題を宿題として渡しました。

EJUまで、ちょうど1か月です。

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さわやかな半袖

4月20日(木)

お昼過ぎにいらっしゃった数学のS先生は、いかにも夏という涼しげなスーツをお召しでした。「いや~あ、これでも汗かいてるんですよ」と、暑がりのS先生。日中の最高気温は26.0度で、今年最高でした。春になったと思ったら、もう初夏ですね。

日本語プラス・物理にやってきたLさんは、半袖のTシャツでした。その姿が全然寒々しくなく、さわやかでした。その隣でセーターを着ているPさんが暑苦しく見えました。でも、Pさん自身は汗をかいているわけでもなく、平然と授業を聞き、練習問題を解いていました。

私も冬物のスーツにネクタイですから、Lさんの目には重たい感じに映ったかもしれません。でも、最低気温16.5度を記録したのは、私が学校に着いた頃です。この気温だと、裏地のついているスーツでもおかしくないと思います。この時期は、気温の日較差が大きいのです。

物理では、電気抵抗を取り上げました。オームの法則やキルヒホッフの法則に勉強しました。半袖のLさんは、私の方を見ていないなと思っても、あとで回ると、私の配ったプリントに要点がきれいに書き込まれています。家へ帰ってから見てもよくわかるようにまとめられているのでしょう。いっぽう、Pさんは、腕を組んだまま微動だにせず私の話に耳を傾けています。後から書き込みのないプリントを見て、何か得るものがあるのでしょうか。聞いただけでわかったつもりになってしまうのが、一番怖いです。

明日の予想最高気温も26度です。明日は上着を脱いで教室に入ろうかな…。

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+3.5度

4月6日(木)

東京の桜は、もうすっかり普通の木になってしまいました。丸ノ内線四ツ谷駅からちらっと見える桜も、すっかり若葉です。花園小学校の桜も、先週あたりはかろうじて木の下のベンチでお花見をしながらランチとしゃれ込んでいるグループもいましたが、今はもう、うつむいてスマホをいじっている人ばかりです。

気象庁の発表によると、東京の3月の平均気温は、平年より3.5度も高く、史上最高だったそうです。東京に限らず、全国的にかなり暖かな3月だったようです。もちろん寒い日もありましたが、私も早々に真冬装束を解き、卒業式のころから春の装いです。もうコートをクリーニングに出しても後悔することはないでしょう。

昨日の入学式も、新入生を歓迎に来てくれた在校生の中には、半袖の学生が何名かいました。私はさすがに半袖を着る気にはなりませんが、半袖の学生を見ても寒そうだとは思いませんでした。通訳をしてくれたMさんなんかも余裕の表情でした。

平均気温が1度上がるだけでも大変なことになると世界中で大騒ぎしているのに、3.5度も上がってしまった東京はどうなるのでしょう。半袖姿の学生が自然に見える程度で済むとは思えません。7月、8月あたりに3.5度高くなったら、暑さのために臨時休校などということもあり得ます。今年の夏も電力に余裕がないと言いますから、みんなが一斉にエアコンを使って、東京がブラックアウトなんて悪夢すら考えられます。

明日から新学期です。学期の後半は、クールビズでノーネクタイです。まさか、連休のころから蒸し暑くて夜も眠れない…などということはないでしょうね。

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窓を閉める

1月25日(水)

寒い1日でしたね。朝、マンションの外に出たら、寒さが頬に突き刺さりました。那覇を除く都道府県庁所在地の最低気温が氷点下になったそうです。昨日のクラスのディクテーションで「今期最強寒波到来」なんてやりましたが、まさにその通りになりました。

水曜日のクラスは外階段わきの教室ですから、私はいつも外階段で行き来します。通常、廊下の外階段側の扉は、換気のため少し開けてあります。しかし、今朝は、2か所で扉が閉められていました。扉に挟む木片が、外階段側にむなしく転がっていました。ラウンジで朝ご飯を食べていた学生たちはよほど寒かったんでしょうね。

教室の窓も、“ピッタリしまっていない”という程度でした。授業開始の9時ごろはまだ氷点下で、その寒さのせいか、今朝は遅刻が多く、私が教室に入ったときはいつもよりさらに人数が少なかったです。ベッドから抜け出せず、うちから出られずという感じだったのでしょう。教室に駆け込んで人心地という顔つきでした。

ニュースによると、東京近辺以外は全国各地大変なことになっているようです。関東平野を取り囲む山々が季節風をブロックしてくれるおかげです。そういえば、受験で関西へ行っているQさんは無事でしょうか。交通機関が乱れているという話ですが…。

午後は面接練習と受験講座。どちらも冷え切った教室でするのはかないませんから、早々に暖房を入れておきました。少し開けておいた窓は、私が改めて教室に入ったときには、しっかり閉められていました。

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寒いですね

12月24日(土)

今朝の東京の最低気温は氷点下0.1度で、今シーズン初めての冬日を記録しました。しかし、全国に目を向けると、北日本のみならず、高知や徳島まで10cm以上の積雪だというではありませんか。名古屋や博多の雪はさほど珍しくありませんが、坂本龍馬や阿波踊りの踊り手が真っ白になっているのは、異様な雰囲気です。

確かに東京も寒いですが、こんな程度で文句を垂れていては、大雪で往生している地方の皆さんに申し訳ありません。しかも、この寒波も、地球温暖化の影響だというじゃありませんか。線状降水帯の雪バージョンのような気圧配置になってある特定の地域に雪が降り続き、その原因が温暖化ということで、何がどうつながっているのか、よくわかりません。

温暖化のために大雪が降っているとすると、雪質はどうなのでしょう。パウダースノーではなく、水っぽい雪なのでしょうか。だとすると重い雪ですから、除雪にも時間や労力がかかりますし、建造物などへの被害も大規模になるでしょう。雪遊びなんかしたら、水浴びしたみたいになってしまうかもしれません。

今朝の職員室も寒かったですね。鉄筋コンクリートがキンキンに冷えている感じでした。思わず、エアコンの温度設定を最高にしてしまいました。それでも指先が冷えますから、マグカップにお湯を入れて、それを握りながら仕事をしています。来週からは、カイロを持ってこようかな。でも、ずいぶん長い間使っていませんから、もう温まらないかもしれませんが…。

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寒い教室の中で

12月1日(土)

去年まで着ていたコートが擦り切れて色もあせてきましたから、手ごろなコートを探していました。先月の中頃、家の近くのUでコートが安くなっていましたから、まだ暖かかったですが、キープしておきました。今朝、そのコートに初めて袖を通しました。買ったときには気づきませんでしたが、重いなと思いました。これだけ重いと、3月ぐらいに暖かくなってコートを脱いだ時、春をより一層強く実感できるのではないかと、まだ冬が始まったばかりですが、今から楽しみにしています。

12月になったら急に寒くなると天気予報で言っていましたが、本当にそうなりましたね。気象庁の観測によると、最高気温は日付が変わった直後に出て、日中は10℃に届かなかったようです。すでに気温が10℃を切っていた11時ごろ、PさんがK大学のオンライン面接を受けるために教室を使いたいと言ってきました。担任のH先生から話を聞いていましたから、すぐに空き教室に案内しました。鍵を開けると、曇り空で何となく薄暗いことも手伝って、寒々しい雰囲気が満ち満ちていました。

小一時間すると、Pさんが「先生、終わりました」と報告に来ました。緊張して思ったことがうまく話せなかったとも言っていました。初めての面接試験だったそうですから、やむを得ない面もあります。Pさんが緊張したのだったら、他の受験生も同じくらい緊張しているはずです。そこを気に病んでもしかたがありません。もう何校か受けるそうですから、その時の糧にすればいいでしょう。

Pさんの使った教室の確認と施錠に行くと、教室の暖房は使った形跡がありませんでした。受験のことで頭がいっぱいで、寒さも感じなかったのでしょうか。あとは、合格を祈るのみです。

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