Category Archives: 気象

早い? 遅い?

6月22日(土)

中国地方と北陸地方が梅雨入りし、日本列島はいよいよ雨の季節が本格化…と言いたいところですが、今年は、すでに、おととい沖縄が梅雨明けしています。東京を含む関東甲信地方の梅雨入りは昨日でしたから、東京も沖縄の梅雨が明けてから梅雨入りしたことになります。

気象庁の記録によると、このように、沖縄の梅雨明けより遅れて東京が梅雨入りしたのは、過去に1967年と2007年の2回だけです。どちらも、沖縄の梅雨明けが早かったのではなく、東京の梅雨入りが平年よりだいぶ遅れたためにこうなりました。それで、東京のこの2年は何か特別な気候になったのかと調べてみました。梅雨の期間の雨量は、67年がやや少なめ、07年がやや多めで傾向がつかめず、夏の暑さは前後の年よりやや暑いようですが、67年や07年より暑くなった年もあります。要するに、沖縄の梅雨明けより遅く梅雨入りしたからと言って、特別にどうということはなさそうです。

現在、日本付近はエルニーニョでもラニーニャでもありませんから、その影響でこんなことが起きているわけではなさそうです。そうすると、地球温暖化とか海水温の上昇とかに原因を求めたくなりますが、安易にそちら方面に話を持って行くのはよくないです。もうしばらく思考実験をしてみたいですが、そんなことをしているうちに秋になってしまうでしょう。

何も起こらず、ほどほどに雨が降り、ほどほどに暑い夏が訪れてくれればそれでいいです。KCPの夏休みの期間はいいお天気になってほしいですが…。

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朝日を浴びて

6月19日(水)

昨日は98ミリの雨が降りましたが、帰宅時にはほとんど上がっていました。天気予報も晴れだと言っていたので、チャンスだなと思いました。

今朝4時、空の大部分はまだ暗かったですが、北東の空にはきれいな朝焼けが見えました。あさってが夏至ですから、この時期の朝日は東からではなく、北東に近い方角から昇ります。ネットで調べると、真北から60度東、真東から30度北からですから、昔流の言い方をすれば、寅の方角です。雨の日の翌朝ですから水蒸気が多く、筑波の峰はそのかなたでしたが、気にせず出発しました。

朝の早いこの時期、家から直線距離で3キロちょっと離れた上野駅まで歩くと、途中で夜が明けます。特に今朝のような雨上がりは、空気が澄んでいて、かつ速足で歩いてほどほどに体が温まる程度の気温なので、本当に気分爽快です。

少し遠回りをして、上野公園を抜けました。昨日の雨をたっぷり吸い込んだアジサイが、朝の光を受けて、生き生きとみずみずしく赤、白、青、色とりどりに咲いていました。上野公園と言えば春の花見ですが、この季節もなかなか捨てたものではないと思いました。

さて、学校は期末テスト。期末テストの日は、アメリカの大学のプログラムで来ている学生の修了式があります。今学期はいつもの学期と違って、琴クラブの発表会がありました。もうすぐ帰国する学生が、見事な演奏を披露してくれました。

朝のすがすがしい空気の中を歩いて始まった一日が、美しい琴の音色で終わりました。

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3月中旬並み

4月24日(水)

寒かったですね。最高気温は夜中に記録された16.5℃で、最低気温14.4度は日中に記録されました。本来なら最高気温が出る時刻の14:24です。日中の最高気温が14度台というのは、3月中旬です。40日ほど気候が後戻りしてしまったことになります。

私なんか、今週から夏のスーツを着始めましたから、うすら寒くてかないません。ひざ掛けでどうにかしのいでいます。しかし、学生の中には半袖で平気な顔をしているつわものもいます。先生たちから「寒くないの?」などと声をかけられていましたが、それが楽しみというか、「ぜんぜん」とかって自慢げに答えたくてしょうがないといった風情でした。そう答える自分を誇らしく思っているのでしょう。風邪をひいて休むなどということさえなければ、半袖短パンでもいいでしょう。見ているこっちが寒くなってしまいますが。

先週は夏日も記録したのに、このところ最高気温が平年値を下回る日が続いています。しかし、明日は26度、あさっては28度と、また夏日になるという予報が出ています。気温が激しく上下すると、体調を崩す学生が出てきます。せっかく好スタートを切って新学期の勉強を始めたのに、熱を出して欠席したのがきっかけでつまずいてしまう学生が必ずいます。ここのところの寒さがそんな学生を生み出すのではないかと心配しています。半袖の学生も、ほどほどにしておいてもらいたいです。

今年も中間テストの翌日からクールビズを予定しています。そのころには、半袖でも鳥肌が立つこともなくなっているでしょう。

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しばらくお休み

3月29日(金)

東京も、ようやく桜が咲きました。昨年より15日、平年より5日遅い開花だそうです。今朝の通勤時に見た四ツ谷駅の桜はまだ全然でしたが、雨が上がる前後からぐんぐん気温があがりましたから、靖国神社の標本木のつぼみがほころんだのでしょう。予報によると、明日から最高気温が20℃を超える日が続きますから、一気に満開まで上り詰めてしまうかもしれません。桜の方だって、寒さによる休眠打破は十分すぎるくらいでしたから、あとは気温さえ上がればと待ち構えていたに違いありません。

こうなると、あちこちお花見に行きたくなるところですが、今年の私はそういうわけにはいきません。来週早々、入院して手術を受けなければならないです。左下の奥歯の根っこの近くに膿の袋があり、それが付近を通る神経を圧迫するおそれがあるということで、その膿の袋を取り除くのです。歯医者で虫歯のレントゲンを撮ったら膿の袋があることがわかり、大学病院で詳しく調べてもらったら間違いないと診断され、手術を受けることになりました。

大学生の頃、親知らずが、上ではなく手前の歯に向かって生えてきて、そのため手前の歯が痛くなり、原因となっている親知らずを抜きました。この時も、街中の歯医者では手に負えず、大学病院で抜歯しました。のみとトンカチで骨を削るという荒っぽい方法で親知らずを抜き取りましたが、日帰りでした。そういう経験がありましたから、今回の手術は1時間ほどだと聞いて、親知らずと同じくらいだろうと思い、「じゃあ、1日で済みますね」と先生に確認したら、「いえいえ、全身麻酔で手術しますから、4日間入院してもらいます」と言われてしまいました。「何考えてるんだ、このアホな患者は」と思ったでしょうね、先生は。

以上のような事情で、4月1日から4日まで、入院します。病室から桜が見えるとは思えませんから、お花見はしばらくお預けです。「春の心はのどけからまし」を地で行くような4日間となりそうです。

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待ちかねる

3月25日(月)

桜の開花が遅れています。現時点で、高知、宮崎、広島の3か所だけです。東京は20日に咲くという予想が出ていましたが、いまだに咲く気配すら見られません。最近は3月中に散ってしまうこともよくありましたが、今年の花吹雪は4月になってから吹き荒れるのでしょう。

小雨と霧雨の間ぐらいの雨が降る中、昼食をとりに外に出ました。コートを着ないで出たら、速足で歩かないと寒くなりそうな感じでした。最高気温で見ると、関東地方はひと月くらい季節が逆戻りしたようです。温かいものを食べましたが、学校に帰り着くまでに温かさが消え去ってしまいました。

午後は今学期最後の日本語プラスの授業をしました。午前中使っていなかった教室を使うので授業の始まる15分ほど前にエアコンを入れておきました。しかし、寒がりのDさんから、「先生、エアコンの温度を上げていただけませんか」と訴えられました。

午後の初級クラスの授業後に、来学期の日本語プラスのオリエンテーションをしました。会場にしていた教室ですが、私が来た時には誰かがエアコンをつけていました。やっぱり、ひんやりしたんでしょうかね。

今年の春は、急に足取りが遅くなってしまったようです。でも、少し前まではこれが普通だったようにも思えます。これぐらいがちょうどいいような気もします。お花見は、4月になってからしたいものです。3月のお花見は気が早すぎるというのは、年寄りの感覚でしょうか。

もう一歩のところで待たされていますから、今年の春はなんとなく期待に胸が膨らみます。いい学生がたくさん入ってきてくれるとうれしいんですがね。

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窓は、開けてあります

2月21日(水)

それにしても寒かったですねえ。昨日が春どころか初夏を思わせる暖かさでしたから、なおさら落差を感じさせられました。最高気温(13.2℃)は平年を上回りますが、これが記録されたのは、昨日の暖かさの余韻がまだ残っていた、日付が変わった直後でした。常識的感覚的意味での日中の最高気温は8度程度で、一番寒い時期(1月下旬)の平年値を1.5度ほど下回ります。でも、まだ2月ですから、こんな日があるくらいでちょうどいいのかもしれません。

そういうわけですから、昨日はコートなしの春の装いとは打って変わって、スーツの下にカーディガンを着こむという厳寒期仕様で出勤しました。それでも職員室ではなんとなく寒く、ひざ掛けが手放せませんでした。

午後の初級クラスの教室に入ると、エアコンがついているのに窓が開いていました。寒気のためかなと思って、何も言わずに出席を取って、予定されていた単語テストを行いました。テストが終わって、来週のディズニーシー行きの説明をしたあたりから、学生たちの気持ちが盛り上がってきました。

発音練習、漢字と、いつも通り授業を進めていくと、漢字の終わりぐらいに、開いている窓のすぐ前に座っているKさんが「先生、エアコン、消してもいいですか」と注文。「消してもいいですか」ではなく「消していただけませんか」としなければいけないところですが、それはさておき、窓は換気のためではなく、外の冷気を取り入れるために開けてあったのかと驚かされました。そして、なんと、Kさんの注文に異を唱える学生が1人もいませんでした。「エアコン、消してもいいですか」と確認を取ると、うなずく学生は数名いたものの、誰一人首を横に振りませんでした。このクラスは、放っておいても国籍の壁なくみんな誰とでもしゃべります。そのエネルギーが教室の空気を温めるのでしょうか。

漢字の後、聴解、文法と定番の授業が続き、最後は防災に関するお知らせをしました。終業のチャイムが鳴るまで、エアコンをつけてくれという声は上がりませんでした。

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雪でわかる

2月6日(火)

昨日は、完膚なきまでにやられました。寒気が予報ほど強くないのではないかと見込んで、新宿付近は、雪は降っても積もるほどではないだろうと予想していました。ところが、ゆうべの帰宅時に、家の近くで日比谷線が地上に顔を出すや否や、稲光が見え、雷鳴がとどろきました。私の想定よりもはるかに強い寒気が下りてきて、東京上空がとんでもないことになっていることを悟りました。私の予報は完敗でした。

後で気象庁の天気図を見ると、南岸低気圧も絶妙の位置を通過したようです。結果的に、昨日は、東京が雪になる典型的なパターンでした。しかし、南岸低気圧が通過した後は冬型になることが多いのですが、今回はそうなっていません。それで、いまだにすっきりしない天気が続いています。でも、明日は快晴のようです。

始業を10:45に遅らせましたが、私のクラスは遅刻・欠席の学生が多かったです。Hさんは、家から駅までの歩道に雪が集められたため、歩道の幅が狭くなり、いつものようにすいすい歩けず、それで遅刻したと言っていました。こういうところにも、車中心社会の片鱗が見えてしまいます。

Sさんは欠席でしたが、電話で理由を聞いたところ、「寝坊」と答えましたが、要するに雪なので外に出たくなかったのでしょう。そんな臭いがプンプンしてきました。雪景色の東京なんて、めったに見られるもんじゃないんですけどね。布団の中がそんなに好きなのでしょうか。こんな程度の好奇心も持ち合わせていないで、よく留学ができるものです。Sさんは進学先が決まっていますが、若干心配です。

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朝一の香り

11月13日(月)

朝、鍵を開け、誰もいない真っ暗な職員室に入ると、甘酸っぱいような芳香がほのかに漂ってきました。あ、やっぱり。実は、土曜日に、F先生のご実家から、毎年恒例のりんごが届きました。F先生がお休みだったので、届いた箱のまんま、机の上に置かれていたのです。1日半の間密閉されていた職員室に、りんごの香りが広がっていたというわけです。これをかぐと、晩秋というか初冬というというか、季節の移ろいを感じます。

ついこの前まで「暦の上では冬なのに、夏日を記録しました」などと言っていたのに、週末あたりから暦通りどころか暦を先取りする勢いの寒さが続いています。今朝は、北海道から沖縄まで、今期最低の気温を記録した観測地点が多かったようです。雪も北海道の朱鞠内や青森県の酸ヶ湯のような常連地点だけではなく、鳥取県の大山でも結構積もっています。ただし、雪がたくさん降るのは、日本海の海水温が高く、そこを吹き渡る季節風がたっぷりと水蒸気を吸い込むからでもあり、地球温暖化の結果でもあります。

さて、明日は中間テスト。こういう定期試験の前日の日本語プラスの授業は、自主休講する学生が大勢いるのですが、今学期私が担当している文系数学クラスは、全員出席しました。うち1名は、昨日のEJUの数学があまりに手応えがなく、また一からやり直したいということで出てきたとのことですから、喜んでばかりもいられません。でも、6月に向けて再スタートの初日としては、出足好調で期待が持てます。

鞄の中にはりんごが入っています。大切に持ち帰って、部屋に置いて、気持ちが安らぐ香りを部屋に満たしてもらってから、いただくつもりです。

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秋空

10月6日(金)

気象庁のサイトによると、最近は最高気温の上位10地点が沖縄の観測点で占められています。暑さの盛りの頃は、常連の熊谷とか多治見とか、あるいは東北地方でも福島とか山形とか盆地が上位に名を連ねていました。沖縄は、多少渋滞に巻き込まれたとしても車で30分も走れば反対側の海岸についてしまうくらいの幅しかないくらい海に囲まれていますから、真夏日にはなっても、猛暑日にはなりません。10月ともなると、今度は海の保温機能が働き、また、南にあることから、いつまでたっても涼しくならないのです。

KCPの前の道に出ても、高いビルに囲まれていますから、空はとても狭いです。でも、その空が、朝からとても高く、また、雲一つなく晴れ渡っていました。これだけ照っても東京の最高気温は25℃をやっと超えた程度でした。ひと月前だったら猛暑日間違いなしだったんですがね。そして、朝の最低気温は17.9℃で、今シーズン最低でした。熊谷は15.1℃、多治見に至っては11.2℃でした。いずれも今シーズン最低です。11.2℃だったら、暖房を入れているかもしれませんね。

私は今週から日本語教師養成講座の授業をしています。2階の教室ですから、空は見えませんでしたが、日差しは見えました。澄んだ空気の明るさが感じられ、こんな日は教室で授業じゃなくて外を歩きたいなと思いました。そんなわけで、お昼はちょっと遠くまで行き、食事を済ませてから公園で本を読みました。風がやや強かったですが、心地よかったです。

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半月遅れ

9月21日(木)

かかりつけの歯医者に、歯の根の周りに膿がたまっていると言われ、ここ2週間ばかり、大学病院などで検査を受けました。午前中は、その結果を聞きに大学病院へ行きました。悪性のものではないけれども、膿がたまりすぎるとあごの神経を圧迫するので、取ってしまったほうがいいとのことでした。

大学病院から急いで帰ってくると、お客さんがいらっしゃっているはずでした。理科系の大学進学について聞きたいとのことでしたから、私がお相手をすることになっていたのです。事務担当を訪ねてくることになっていましたが、一向に姿を現しませんでした。説明を済ませたらお昼を食べに行こうと思っていましたが、私が席を外しているうちに来られたら困ると思い、ずっと事務所にいました。そのうち雨まで降り出して、結局食べに出られずじまいでした。電話を1本ぐらいかけてくれてもよかったのに。

午後はJさんが進学相談に来ることになっていましたが、姿を現しませんでした。雨だから休んだということはないでしょうが、またもや空振りです。昨日会ったときは聞きたいことがたくさんあると言っていたのですが、どうしたのでしょう。メールをよこしても罰は当たりませんよ。

雨が降り出したころ外に出ると、蒸し暑さは感じませんでした。病院から帰ってきたときも、かなりシャキシャキと歩いてきたのですが、汗はあまり出てきませんでした。火曜日までなら滝の汗だったでしょうに。今朝も半袖の腕に涼しさを感じましたから、どうやら、昨日の雨で季節が進んだみたいです。とはいえ、平年に比べたら半月かもっと季節が遅れています。長期予報によると、10月になっても真夏日がありそうだとか。ということは、今年の秋は1か月足らずかもしれません…。

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