発見

4月10日(火)

先週末から新入生のオリエンテーションが続いています。日本語がわからないという前提ですから、母語ごとに分かれて、その言葉を話す事務職員が直接話すか、教師の言葉を通訳するかして進めます。日本人が日本の学校に入るのと違って、ビザの問題や母国との習慣の違いや親元を離れて暮らす際の注意など、こまごまとしたことまで意識をめぐらしてもらおうと思っています。

しかし、学生にとっては辛い時間のようです。学生がだれていたなんて愚痴をこぼす図も、毎学期おなじみの風景です。異国での生活が始まったばかりという緊張した雰囲気に包まれていたとしても、集中力が持たないでしょうし、気をつけなければならないことがあまりに多くて、頭がオーバーフローしてしまうかもしれません。私が学生でも、半日間の座学というのは相当こたえるでしょう。

だからかどうかわかりませんが、昨日タバコの吸殻が非常階段や駐輪場入口付近に落ちていました。タバコは喫煙所でという話も当然あったはずですが、いきなり破られていたわけです。タバコが吸える場所は、世界中どこでも非常に限られています。日本は緩いほうだとは思いますが、階段でタバコを吸って、なおかつ吸殻をそのまま捨てるとは、その日本ですら非常識極まりない行為です。

明日は始業日です。在校生も含めて学校のルールを再確認します。全校の学生が教師の話に耳を傾け、それにきちんと従ってくれたら、私たちの心労はどんなに減るでしょう。校舎の掃除の手間だって、かなり省けると思います。学生の皆さん、是非、ご協力を。

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