教室を使わせてください

4月30日(木)

KCPはオンライン授業を続けていますが、TOEFLも受験者を会場に集めて試験を行う方式をやめて、受験生の自宅で受験ができうるようにしています。しかし、どんな場所でも受験できるのではなく、受験環境にある一定の基準を設けています。そりゃそうですよね。カンニングし放題だったら試験の意味がありませんから。

お昼過ぎ、CさんがTOEFLを受けに学校へ来ました。Cさんも自宅で受験しようとしたのですが、TOEFLの基準を満たしていないため、学校の教室を借りて受験することにしたのです。誰もいない学校の教室なら、TOEFLから文句を言われず(まあ、なんたって試験を受けさせるのが学校の仕事ですからね)、それにwifiも使えます。また、学校はGさんのうちから歩いて数分ですから、こういうご時世でも許してもらえそうな範囲であり、しかも使い慣れた場所ですから余計なプレッシャーもかかりません。だから、受験に絶好の場所なのです。実は、上述のTOEFLの話は、Cさんから聞いたものでした。

どんなふうに試験を受けるのか見てみたい気もしましたが、それじゃあCさんはたまったもんじゃありませんから、設定にだけ付き合って職員室に引き上げました。きっと遺憾なく力を発揮してくれたことでしょう。

EJUは、先ほどサイトを確認しましたが、予定通り6月21日に実施すると言っています。6月のEJUは、おそらく日本でいちばん早い大学入試でしょう。諸々の事情で6月の第3日曜日となっているのでしょうが、今年はそれが非常な重荷になっています。近日中に発表される緊急事態宣言の今後によっては、9月入学への動きも含めて、留学生と私たちに多大な影響を及ぼすかもしれません。

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