パーティー三昧?

3月17日(火)

午前の授業が終わり、職員室へ引き上げようとすると、教室の外でNさんが待ち構えていました。「先生、私、A大学とS大学に合格したんですが、どっちに行ったらいいですか」といきなりの進路相談です。

Nさんは昨年4月期と7月期にレベル1で受け持った学生です。クラスのだれとでも仲良くなり、いや、それどころか、クラス外にも友人の多い社交的な学生です。おおざっぱなところがあり、テストの成績があまり振るわなかったのでレベル1を2回しましたが、2回目のレベル1では大きく力を伸ばしました。コミュニケーション能力が高いので、まだレベル3ですがA大学とS大学の2校に合格したのです。

私は昼休みの時間にもう1つ授業を持っていたので、1時半に1階へ来るようにと言って、授業の準備に取り掛かりました。1:15に授業を終え、1階に下りていこうとしたら、またまたNさんがドアの真ん前に立っていました。よほど急いでいるのだろうと思い、下まで行かずに教室の外のベンチに腰掛けて話を聞きました。

S大学の入学金払い込み締め切りが数時間後なので、今すぐ決めたいとのことでした。一刻一秒を争う気持ちだったのでしょう。授業で使ったタブレットを持っていましたから、それで調べながら相談に乗ることにしました。

Nさんは大学でAIを勉強しようと思っています。AIを勉強するにはA大学とS大学のどちらがいいかというのが主たる相談内容です。学部や学科の名前を見比べても答えは浮かび上がってきません。そういう時には、教授陣の専門や研究内容を調べます。すると、S大学の方がAIにかかわる研究に携わっている先生が多いことがわかりました。研究内容を見ても、Nさんの勉強したいことに近いことをしている先生がいらっしゃいました。

ということで、私はS大学を推薦しました。するとNさんは、S大学のそばで見つけてきた物件の間取りを見せてくれました。3DKで60平米あまり、家賃が6万円でした。「国の家族がみんな来ても泊まれるね」と言ったら、「毎日友だちとパーティーできます」とNさん。Nさんのコミュ力なら本当にそうなるかもしれません。となると、学業の方が心配になってきますが…。

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