フィードバック

8月14日(金)

私が担当している上級クラスは、昨日中に採点を終わらせ、速攻で結果を学生たちに知らせました。そして、フィードバックをしました。多くの学生が間違えた問題について、文法は意味を再確認し、読解は学生が書いた解答例を示して、その答えがなぜ駄目なのかを説明しました。このクラスは大学受験者多いので、志望校によっては大学独自の試験がありますから、その対策も兼ねています。

学生たちの答えを読むと、読解が全然進んでいないわけではありませんが、自分が読み取った内容を問いに合わせて書き記すところに問題があります。書き足りないと減点されるからといって、解答欄からあふれてしまうほど書いたり、本文をそのまま書き写してしまったがゆえにその問いへの答えとしては不自然になってしまったりする例が多かったです。もちろん、中には私が考えた模範解答よりもすばらしい答えを書いた学生もいます。

このクラスの学生たちが受ける大学では、わずかな失点が命取りになりかねません。減点を減らし、部分点を稼ぐという、地道な活動が合格を呼び込むことにつながります。ですから、校内の試験だからといっていい加減な答え方をしてほしくはありません。志望校の過去問をやるばかりが受験勉強ではありません。過去問を解いても答えを頭の中でまとめるだけでは真の力は付きません。学生たちの答えを見ていて、その点がとても心配になりました。

来週からは、そういう点を踏まえて、筆答試験の練習をしていくつもりです。面接の基礎練習もありますから、忙しくなりそうです。

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