来年こそは

2月25日(木)

入試に受かった学生は、学力が高いこともさることながら、その志望校についてよく調べています。調べるとこを通してその学校が好きになり、より一層合格を引き寄せたのではないでしょうか。また、自分の到達目標がより明確になった面もあるでしょう。この大学でこういう勉強をすればこういう自分になれる――そんな将来像が多少なりとも見えてきたのだと思います。

逆に、落ちた学生は、多少学力があってもそういう面で訴えるものがなかったのだと思います。単に憧れだけで受験したり、大学名にひかれて出願したり、周囲に踊らされてしまったり、細かく分析すれば受けたきっかけはいろいろでしょう。でも、いずれにせよ、そこに確固たる自分がありません。そんな学生たちが、今、断末魔の苦しみを味わっています。入試行脚が卒業式以降も続きそうな学生も、1人や2人ではありません。

そうなってもらっては困るので、来年進学予定の学生たちへの進学授業で、大学で何を学ぶか、志望校をどうやって決めるかについて話しました。初級の学生には荷が勝っていると承知の上で、志望校選びの王道を語りました。通訳が入ったとはいえ、学生たちは初めて耳にする考え方に戸惑ったことでしょう。

初回は、それでもいいです。3月にもう3回この進学授業がありますから、じっくりと学生たちを洗脳していきます。EJUの成績や学校の名前だけで受験校を選ぶようなことだけはやめさせたいです。次回は、今シーズンさんざん学生に悩まされた書類についてかな。

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