起きるころに寝る

6月3日(火)

Kさんは最上級レベルの学生で、来春大学に進学しようと勉強に励んでいます。今度のEJUの目標点は日本語350点、昨年11月よりも20点ほどの上乗せを狙っています。総合科目も20点ぐらい点を伸ばそうと考えています。Kさんの志望校に合格するには、それくらいの成績が必要なのです。

Kさんが一番恐れているのがケアレスミスです。本気で考えてもわからなかった問題ではなく、ちょっと慌てて解いたらやらかしちゃったという類のミスです。これは悔しいですよね。自分としてはそこそこ手ごたえを感じていたのに、それがまるっきり空振りになってしまった時、精神的に立ち直るのには、しばらく時間を要します。

もちろん、350点という目標は口先だけではなく、実行も伴わねばなりません。6月にこの点数を取らないと、Kさんは志望校を受験できません。11月のEJUの結果が出るころには、志望校の合格発表は終わっています。それゆえ、寝ている時間以外はほとんど勉強しているとも言っていました。心臓が張り裂けそうな日々が続いているのだと思います。

そんなストレスのため、よく眠れないそうです。どうやら、私が目を覚ます頃Kさんは寝落ちし、8時には目を覚まして登校するようです。目が覚める時間がちょっとでも遅れると、遅刻となってしまうのです。これもまたストレスになっているのかもしれません。

Kさんは早く受験勉強を終わりにしたいと言っていましたが、よくわかります。頑張れとしか言えない自分が、もどかしいです。

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