流血

12月19日(金)

私は、朝、新宿御苑駅から外に出た時から仕事モードに入ります。そこから学校までの数分間で、その日の仕事の流れを考え、いつどこで何をするか決めます。予定外のことが入ってきたり、やり始めたら意外と難事業だったりすることもあるので、その通りにいかない日の方が多いくらいです。でも、大外れにはなりません。基本ラインを決めることで、効率的に動けるような気がします。

今朝も、期末テストの前にあれしてこれして、午前の試験監督をしながらあれしてこれして、昼の時間にあれしてこれして…と予定を組み立てながら歩いていたら、突然、思いっきりこけてしまいました。一瞬何が起こったかわかりませんでした。車道と歩道の境目に立っている、腰の高さほどのポールに衝突して、でんぐり返しをしてしまったのです。私の出勤時間帯は日の出のはるか前ですから、考え事をしていた私の目は、ポールをとらえられなかったのです。

目尻を道路にぶつけ、どうやら血が出ているようでした。学校のすぐそばですから、そのまま学校まで行き、荷物を置いてトイレの鏡を見てみると、傷口から血が流れ出ていました。除菌シートで血をふき取り、ある程度血が止まってからコンビニで絆創膏を買い、傷口に貼りました。

そんな姿で試験監督の教室に入ったら、選択授業の小論文クラスで毎週顔を合わせているSさんが「先生、どうしたんですか」と気の毒そうな顔をして声をかけてくれました。午後の試験監督はレベル1でしたから、私の顔が変だと気づいてはいたものの、どう声をかけていいのかわからなかったのでしょう。見て見ぬふりをしているような視線を感じました。夕方、歯医者を予約していましたから歯医者に行くと、先生から「どうしたんですか」と聞かれました。どうやら、各方面にご心配をおかけしたようです。

私は歩きスマホはしませんが、考え事は歩きスマホと同じくらい危ないと、身をもって知らされました。これから、気をつけます。

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