気軽にキャンセル

4月17日(金)

午後、受験講座の授業の準備をしていると、カウンターからSさんに呼ばれました。行って話を聞いてみると、明日から始まる受験講座・JLPTをキャンセルしたいと言います。

受験講座の各科目は強制的に受けさせる性質のものではありませんから、キャンセル自体は別にかまいません。しかし、自分自身で受講を申し込んでおいて、1度も受講する前にキャンセルするのはいかがなものかと思います。あまりに計画性がないではありませんか。自分の勉強ですよ。将来の自分に対する投資ですよ。それがこんな無計画でいいのでしょうか。ホテルの予約のキャンセルとわけが違います。

Sさんに限らず、何名かの学生が受験講座の受講登録取り消しを求めてきました。そのたびに同じことを思いました。それどころか、何の申し出もなく欠席を続けているPさんのような学生もいます。Pさんがずっと学校を休んでいるという話は聞いていません。受験講座だけ無断欠席しているのです。本気で進学するつもりなのでしょうか。

「とりあえず登録しておこう」という態度は好ましくありませんが、「とりあえずでも登録したんだから、とりあえず出てみよう」ってならないんですかねえ。進路を決めかねているなら、可能性の間口を広げておいて、その中から自分が真に進みたい方向を決めるっていうのが、将来を一番豊かにすると思います。

半年後、受験シーズンのピークで、SさんやPさんはどんな顔をしているのでしょうか。泣きっ面は拝みたくないです。

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