好ましい変化

9月27日(金)

期末テストの試験監督をしましたが、偶然にも午前午後とも同じ教室でした。

午前は上から2番目のレベルのクラス。どの科目も難しい問題で、みんな制限時間いっぱいまで粘って答えていました。でも、提出された答案を見ると、結構空欄がありました。勉強不足だとしたら、ちょっと心配です。

午後は一番下のクラス。できる学生は時間をかなり余していました。「あと10分です。もう一度自分の答えをよーく見てください。「〃」があります・ありません、「っ」があります・ありません、長い音ですか、短い音ですか。大丈夫ですか」と注意を促してやると、それまで机に突っ伏していた学生も最初の問題から真剣に見直し始めます。

午後のクラスは、その後で教室を掃除しますから、椅子をひっくり返して机の上に上げてから帰ることになっています。期末テストの日も同じです。提出した学生は、机の上の消しゴムのかすを小さなほうきで集めて捨てて椅子を上げて帰ります。昔は、すぐ隣で真剣に問題に取り組んでいる友達がいるのに、ガラガラガッシャーンと大きな音を立てて椅子を上げる学生ばかりでした。どうしてこんなに気が利かないんだろうと思ったものでした。しかし、ここ数年は、周りに気を使って、音を立てないように椅子を上げる学生がほとんどになりました。

KCPの教師の指導が劇的に変わったという話は聞いていません。学生の質が変わったんだなと思います。周囲の状況に合わせられるようになったのです。両親がそうしつけるようになったのか、学生の国が豊かになって心にゆとりができたのか、どんな理由かはわかりません。でも、好ましい方向に変わってきたことだけは確かです。

成績も進学実績も、好ましい方向に動いてくれないものでしょうか…。

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