心配

10月5日(月)

朝、仕事をしていたら、7時半ごろ、電話が鳴りました。「はい、KCP地球市民日本語学校でございます」「あのー、Tさん(英語圏学生の担当者)はいますか」「いいえ、まだ来ていません。8時半ごろ来ると思います」「そうですか…」

しばらく考えている様子がうかがえ、やがて、意を決したように、「Eですが、S先生からメールをもらいました。期末テストの漢字が悪いですからもう一度テストをします。いつですか」「あさって、10月7日水曜日の午後4時からです」「あさっての午後4時にKCPへ行けばいいですか」「はい、そうしてください」「水曜日の4時ですね」「はい、そうです」…という調子に、不安でならないようで、何度も確認していました。

Hさんは何校か受験する計画で、着々と出願準備を進めています。午前中、その相談に学校へ来て、出願書類の1項目ずつ、私と一緒に確認しました。「本番の面接の時、眼鏡をかけた顔とかけない顔と、どちらがまじめそうに見えますか」「Hさんならどちらでもまじめそうに見えますよ」「でも、第一印象がとても大事ですから…」「じゃあ、受験票の写真に合わせなさい」「はい、わかりました。それと、服装はこれでいいですか(と、スーツ姿を改めて私に見せました)」「OK」「ネクタイの締め方もこれでいいですか」「大丈夫」「面接の受け答えのしかたですが、いつから練習を始めたらいいですか」「もう少し本番が近づいたら練習しましょう」…こちらも、細かい点まで気になるようで、行ったり来たりしながらあれこれ確認していきました。

そんな話をして席に戻ろうとすると、「今、Eさんからメールがあって…」と、S先生に呼び止められました。“今朝、学校に電話をかけました。知らない先生が漢字のもう一度テストは水曜日の4時からだと言いましたが、本当ですか”と書いてありました。本当に心配でたまらないんですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です