どんな受験

9月8日(木)

7月のJLPTの成績を見てみると、N1は、初級は玉砕と言ってもいい状況です。N2にしておけば愛かったかもしれないのにという学生も少なくありません。中には、志望校の受験資格が「N1」だから討ち死に覚悟で受けた学生もいます。でも、大部分はN1に対する憧れか自分の実力に対するうぬぼれです。

憧れで受けた人は、自分はN1を受けたという実績がほしかったのです。健闘むなしく敗れ去ったという悲劇にヒーローになって、自分を美化したいのかもしれません。「お前の力じゃ西から日が昇っても絶対無理だ」と言っても有名大学を受けようとする学生に通じるものがあります。受験したことで満足できるのなら、N1で70点取った自分を可愛いと思えるのなら、受験料がちょっともったいないと思いますが、それでいいと思います。

うぬぼれ組は、落ちたことで目が覚めてくれれば受けた甲斐があります。自分の真の実力を知り、本気で勉強し始めるきっかけになれば、この受験も有意義だったと言えます。しかし、そうはならない大天狗様がいるんですよね、毎回。基礎に戻って復習し、土台に開いている穴をふさがなきゃならないのに、やたら難しい単語ばかり覚えようとします。この手のやからは、決して読解をしようとはしません。「わからない」を突きつけられるのが怖いからです。わかった気になれる語彙や文法の暗記に走るのです。授業でも、わかったつもりばかりで、成績が低迷していることが多いです。でも、自分の実力のなさを認めようとしないんですね。

初級は確かにボロボロでしたが、中級になると、とたんに合格率が上がります。メンバーを見ると、中には初級同様の憧れかうぬぼれの学生もいるようですが、大半は自分の実力を知ろうとして試験に臨んだ学生たちであるようで、その多くが合格しました。ぴったり100点(合格最低点)とか、かろうじて数点上回っただけとかという学生もいますから、合格者が多いからといって手放しで喜ぶわけにもいきません。

12月のJLPTの出願受け付けをしました。やっぱり、「何考えてんだ、こいつ」って言いたくなるレベルに出願した学生もいます。どの学生にも、次につながる受験をしてもらいたいです。

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