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ガリガリ君

6月2日(金)

昨日の雨が嘘のような、スポーツにはもってこいの抜けるような青空…と言っても、運動会は体育館の中で行われます。1年で一番日が高い時季なので日中ずっと外にいたら紫外線対策が大変ですから、屋内での運動会は、やっぱり正解かな。

会場に定刻よりもだいぶ早く着いたので、付近をしばらく散策し、それでも時間が余ったので、木陰で読書しました。梅雨間近とは思えないさわやかなそよ風が心地よかったです。学生たちがポツリポツリと集まってきましたが、Dさんなどは6時に起きてご飯も食べずに来たとか。学校よりもだいぶ遠く、しかもの場所へ行くから、早め早めに行動しなければと思ったと言いながら、近くのコンビニで買ったパンを食べていました。

毎年のことですが、盛り上がるのは綱引きとリレーですね。選手の高揚が観客席に伝わり、それに反応した観客席の興奮がフィールドに響いてきます。ルールが万国共通、単純明快というのがいいのでしょう。

私は審判ですから、綱引きの選手を間近に見ることができます。1人1人の腕力の合計はチームによって大きな差があるとは思えませんが、勝ったチームにはそれを1つにまとめるさらに偉大な力があるように感じました。これが“神ってる”っていうやつなのかなあなんて思いました。Gさんあたりがその力の源だったかもしれません。

リレーはやっぱり足の速い学生が華です。私が知ってるYさんは勉強熱心ですが、走るのが得意そうには見えませんでした。ところが、リレーでは先頭を切って走っているではありませんか、しかも2位に結構な差をつけて。文武両道なんだと感心させられました。

今年の運動会の締めはダンスでした。今週に入ってからの特訓が実って、学生みんな、それなりのステップは踏んでいました。練習はイヤイヤ参加していた(させられていた)学生が、両隣の学生と手をつないで、大いにはしゃいでいるではありませんか。

閉会式後、勝利チームには賞品としてガリガリ君が配られました。観客席で半ば放心したようにガリガリ君をしゃぶっている学生たちが、印象的でした。

職員室炎上

6月1日(木)

職員室は、朝から明日の運動会の色に染まっていました。各種目で用いる資材の最終チェックやら、競技スタッフの動きの確認やら微調整やら、各教師が明日の動きをシミュレートしながら手を動かしたり頭の整理をしたりしていました。私も競技役員をしてくれる学生に役割を説明したり、先生方に明日の仕事をお願いしたり、明日朝の現地での準備項目を話し合ったりと、“イブ”の慌しさを味わいました。ですが、私はスターターとか審判とかで出ずっぱりですから、そして、私の動きの良し悪しが運動会の成否を左右しかねませんから、当日に気力も体力も温存しておかなければなりません。今ここでヘロヘロになるまで頑張るわけにはいかないのです。

そんな職員室も、お昼前後は面接の学生が大挙して訪れました。運動会の準備もしばらく休戦です。ついさっきまで競技の小道具が広がっていた机で、中間テストの直しや進路の相談や遅刻しないようにするにはどうしたらいいかの話し合いなどが行われました。学校行事だからといって、学生指導の手を緩めるわけにはいきません。

私は、午後は受験講座。6月に突入しましたから、本番までに残された時間はわずかです。知識をぎゅうっと押し込んで、来週からの直前の追い込みにつなげていこうと思っています。本来だったら数回に分ける内容を1度に濃縮してしまったのです。学生たちが目を白黒させたのももっともなことです。

受験講座から戻ってくると、職員室は大変なことになっていました。あっちこっちで準備をしながら盛り上がっており、何だか本番みたいな雰囲気でした。今からこんなにテンションが高くて、明日は燃えかす状態になっちゃうんじゃないかと心配にすらなってきました。同時に、この学校の先生たちは本当にお祭好きなんだなあと思いました。