朝のおしゃべり

4月26日(木)

職員室のお掃除に来てくださるHさんはとてもお話好きな方で、毎朝雑談に花が咲きます。今朝は…

「来週は月曜日がお休みなんですね。火曜水曜は学校があるんですか」「はい、カレンダーどおりです」「4月29日はえーと…」「天皇誕生日じゃなくて、みどりの日…じゃなくて、あ、そうそう、昭和の日」「そう、昭和の日ですね。でも、来年になったら、私も昭和、平成、それから新しいのはなんていうかわからないけど、三代生きちゃうんですからね、すごいことになっちゃいますね」「そうですよね。子供のころ、明治、大正、昭和を生きてきたなんていったら、とんでもないおじいさんおばあさんって感じでしたけど、来年になったら自分もそうなっちゃうんですもんね」

考えてみれば、今の私の年齢は、私が子どものころの明治末生まれに相当します。尊敬の対象であると同時に、敬遠すべき存在でもありました。自らを振り返るに、尊敬や敬遠とは程遠く、ずいぶん軽いなと思います。サザエさんの家族でいえば、カツオ君のつもりでいたのが、いつのまにか波平さんよりも年上になってしまいました。でも、波平さんほどの威厳もなく…。

平成元年生まれは来年30歳。もう中年に片足を突っ込んでいる年代です。「近頃の若いもんは…」などと愚痴をこぼしかねないお年頃です。高校野球の選手が平成生まれだといって驚いていたのがついこの前でしたが、今年は平成生まれの監督が甲子園で勝利を挙げました。平成生まれが社会のリーダーに取って代わりつつあるのでしょう。

不易流行といいます。私が若かった頃に明治生まれの方々から引き継いだ「不易」の部分を、平成生まれの学生たちにいい形で伝えて生きたいです。そこに「流行」を重ねていってくれれば、明るい未来が開けそうな気がします。

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