アラームのあとで

5月28日(土)

朝からけたたましい警告音が何度も鳴り響きました。初夏の日を受けて校舎内に入ると、髪や服やかばんなどが部分的に37.5度以上になり、温度センサーに引っ掛かってしまうのです。コンビニや喫茶店で買って持って来た飲み物が反応することもあります。教師はきまり悪そうに持ち物を衝立の向こう側に置いて、入り直していました。受験講座を受けに来た学生も、ほぼ全員がアラームにびっくりしていました。日陰で服や体を冷ましてから再挑戦する学生も。10時少し前に玄関の外に出て空を見上げると、かなりの高度にお日様がいました。

その10時から、新入生のウェルカムパーティーがありました。今回は、今までとは違って、上級の在校生に声を掛けて来てもらいました。そして、新入生というか、最近来日したばかりの学生たちと数名ずつのグループになって、留学の心得を伝えたり、日常生活のアドバイスをしたりしてもらいました。

グループを作る前に一言ずつしゃべってもらいましたが、みんな日本語がうまいですねえ。まあ、そういう学生を選んではいるんですがね。学生の話す力が落ちているんじゃないかと危惧していましたが、この学生たちならどこへ出しても通用するでしょう。

グループで話し始めると、話が止まりません。新入生側は聞きたいことがいっぱいあり、在校生側は語りたくてたまらないのですから。レベル1の新入生も、及ばずながら日本語で話そうとしていたのがほほえましかったです。こういう経験が、弾んだ会話ができるようにもっと勉強しよう練習しようという意識向上につながるのであれば、まさに一石二鳥です。

予定をずいぶんオーバーしてしまいましたが、みんな満足そうでした。そして、ほぼ真上からの日差しを浴びながら帰って行きました。

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