半袖の街から

10月11日(火)

東京は、最近長袖がちょうど過ごしやすい陽気が続いています。昨日も、天気予報では最高気温が29度とか28度とか言っていましたが、日がほとんど差すことなく、結局は22.8度止まりでした。沖縄は、連日30度近くまで気温が上がっているようです。まだ夏なんですね。

新学期が始まったにもかかわらず、Yさんはその沖縄にいます。当初の予定なら、今頃は会社の社長になって、KCPの学生ではなくなっているはずでした。しかし、手続きが遅れて、KCPをやめてしまうと不法滞在になってしまいますから、KCPの学生の身分をキープしている次第です。

ビザを変更するにしても、留学ビザ時代の出席率がかかわってきますから、沖縄になんかいちゃいけないのですが、Yさんにはそういう意識は希薄なようです。欠席したので様子を聞こうと電話した先生に「沖縄にいます」と答えたYさんを、素直でよいとするのか、罪の意識のかけらも感じられないとするのか、意見の分かれるところですが、私は後者のような気がします。

Yさんは国で大学を出ていますから、会社をつくればそれなりのビザを取ることはできます。しかし、会社を設立するにはお金がかかります。そのお金を、Yさんはご両親に出してもらったそうです。それも、個々の家庭の事情ですから、部外者の私がとやかく言うお話ではありません。しかし、そのお金で沖縄へ行って遊んでいるとなると、一言も二言も申し上げたくなります。どんな会社をつくるか知りませんが、今からこんな浪費を繰り返していたら、経営がうまくいくはずなどありません。また、会社設立のためにどうしても休まざるを得ないというのであれば、受験生が入試日に休むのに準じて認めてあげてもいいですが、“沖縄にいます”じゃどうしようもありません。

明日はYさんのクラスに私が入りますが、きっと会えないでしょうね。

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