心の奥底

12月5日(金)

夏休みに福岡の街を歩いていた時です。突然、不快感が襲ってきました。何がどう気に障ったのかわかりませんでしたが、ムカつくような、何かに怒りをぶつけたいような、そんな漠然と嫌な気持ちになりました。ある遺跡に向かって歩いていた時、ほんの一瞬前まではその遺跡に思いを巡らして楽しかったのですが、その楽しさが消え去り、暗雲に包まれたようでした。

原因がわからず、ちょうど赤信号に引っかかったこともあり、立ち止まってあたりを見回しました。すると、ある見覚えのある看板が目に入りました。ピーンときました。その看板に不快感の源がありそうでした。どうしてだろうと必死に思い出してみたところ、その看板は、私がネットでよく見るサイトに広告として出ていたのです。その広告はサイトを見る際に本当に邪魔くさく、いちいち消していました。そのたびに嫌悪感を抱き、だから偶然その広告が目に入った時、不快感が込み上げてきたのです。

その広告の会社の商品・サービスは、今の私の生活にはまったく無関係で、買ったり利用したりすることはありません。そういう意味では、その会社は私にとってニュートラルなのですが、ネットの広告のおかげで、ネガティブな感情が意識下に刷り込まれていたというわけです。

将来、その会社が扱っている商品・サービスを利用する機会が生じても、その会社にだけはお世話になるつもりはありません。これ以外にも、ネットの広告には悪印象しか残さないものをよく目にします。今までだって、そういう会社の品物を無意識のうちに避けていたかもしれません。私が偏屈者だからかもしれませんが、ネットに広告を出す会社さん、少しは考えてくださいね。

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