第1歩の2問

1月26日(月)

Sさんは漢字が苦手な新入生です。毎日の漢字復習テストでいつも不合格です。「漢字の意味はわかるけど、書くのはどうしても苦手で…」と言っていました。本人もどうにかしようと思っているのですが、どうにもならないのが現状です。

漢字の復習テストは、前回の漢字の授業で勉強した漢字(熟語)の読み書き各5問で構成されています。6問正解で合格です。教科書に出てきた漢字やその熟語をそのまま問題にしていますから、復習してくれば合格点は取れるはずです。しかし、Sさんは書き問題で点が取れませんから、合格点に手が届きませんでした。

授業後、朝一番でした漢字復習テストを採点してみると、Sさんは6問正解で合格しました。初めての合格です。読み問題4問と、書き問題が2問正解していました。

書き問題は捨てて、読み問題5問を確実に正解すること。書き問題には、読み問題の漢字が使われるので、読み問題のどの漢字と書き問題のどの漢字が同じかわかれば、1問か2問は正解するはず。

実は、先週、上のようなアドバイスをしました。それがようやく実を結んで、書き問題2問の正解に結びつきました。“ねむい”を“眠むい”と書いた惜しい間違いもありましたから、大いに進歩したと言えます。明日以降も期待したいところです。

強固な苦手意識を克服するのは、たやすいことではありません。Sさんにしても、これで苦手意識が消え去ったわけではないでしょう。でも、その第1歩は踏み出したと言えます。これを契機に、漢字を書くことにもお、お城さを見出してもらいたいです。

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