Category Archives: 日本語

漢字難しい?

11月14日(木)

中級間テストの試験監督に入った上級クラスの最初の科目は作文でした。といっても、今学期の上級の作文は選択授業ですから、学生によって試験内容が異なります。20人のクラスに3種類の試験問題が混在していたため、最初はあわただしかったです。

そのあわただしさが落ち着いた後も、昨今はスマホ中毒の学生が増えていますから、試験時間が終わるまで教室中を油断なく見回らなければなりません。悪気がなくても、手が無意識のうちにスマホに伸びているということがあるのです。机の上に右手しか出していない怪しい学生が1人いましたが、近づいてみると、左手は太ももと椅子の間に挟み込んでいました。指先が冷たかったのでしょうか。

Kさんの横を通過した時、Kさんに呼び止められました。「先生、消しゴムを貸してください」とねだられました。「消しゴムも持ってこないで試験を受けるとは何事だ」と説教したいところですが、試験中ですから、「揚げます」と言って、黙って消しゴムを手渡しました。こういうことも予期して、試験監督に入るときは、消しゴムを数個持って行きます。それが役に立ちました。“備えあれば憂いなし”というのとはちょっと違う感じがしますが、ペンケースに忍ばせておいた消しゴムがKさんの元へと巣立っていきました。

せっかく消しゴムをあげたのに、その後のKさんの答案は空欄が目立ちました。最後の科目、漢字・語彙に至っては、試験用紙の裏側が真っ白でした。帰ろうとするKさんを呼び止めて「裏側は?」と聞くと、「全然わかりません」と言い残して、結局帰ってしまいました。

Kさんの、漢字・語彙以外の中間テストの答案用紙を見ると、気の利いたことを書いているではありませんか、ひらがなで。また、Kさんはこなれた日本語を話します。でも、漢字がここまで書けない読めないとなると、進学にかなり分厚い暗雲が垂れ込めていると言わざるを得ません。

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ガイシツ

11月13日(水)

「…外出しないでゆっくり休んでください」という教科書付属の会話スキットの音声を流した直後、Lさんが質問しました。「先生、ガイシツでもいいですか」。一瞬何のことかわかりませんでした。音声をもう一度流してみると、確かに「…ガイシツしないで…」とも聞こえます。いや、ガイシュツよりもガイシツ寄りでした。

私たち日本人は、「シュ」を「シ」と発音してしまうことがよくあります。「胃のシジツを受けた」「けが人をキュウシツした」などというような、厳密にいえば発音ミスを耳にしたり口にしたりしています。これを「胃の史実を受けた」「けが人を吸湿した」などと受け取る人はいません。

だから、冒頭のスキットの声優さんも、日常的に「ガイシツ」と言っていて、それで誤解を生じさせたことは一度もなく、だからこそ、無意識に「ガイシツ」と言ってしまったに違いありません。同時に、教科書の編集者も、この発音に全く違和感を持たなかったのでしょう。

そんな事情を知らないLさんは、発音が間違っていると受け取ってしまったのです。上述のような事情をごくかいつまんで説明すると、「漢字テストの時は?」と更なる質問が出てきました。これは学生としては当然ですね。もちろん、「ガイシュツと書いてください」と答えました。「会話テストは?」「ガイシュツと発音してください」。

答えながら、私はLさんの耳に感心しました。ガイシュツ/ガイシツを聞き分けられたのですから。明らかに違う発音だと感じたので、自信を持って質問できたのです。学期の最初は自信なさげだったのですが、中間テストの前日、学期の半分で力をつけたものです。

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オリンピックの陰に

11月9日(土)

昨日の作文の添削と採点をしました。私が担当している中級クラスでは、文章で意見を述べる型を身に付けてもらうことに力を入れていますから、作文の時間には型を示し、型に合わせて使って(覚えて)ほしい表現もパワーポイントで見せています。

昨日は、自国でオリンピックやワールドカップのような世界的なスポーツ大会を開催することについての賛否を述べてもらいました。作文を書く前に数名のグループで意見を言い合って、自分とは違う意見の人の考え方も聞いてもらいました。この話し合いが思いのほか盛り上がり、いろんな形で議論を続けさせたくなりましたが、それでは授業の趣旨と全くかけ離れてしまいますから、泣く泣く打ち切って、作文に移りました。

教室内を回っていると、あちこちから声がかかって、こういうことを言いたいんだけど、どう書けばいいかとか、こういう書き方でいいかとか聞かれました。議論が盛り上がった余韻なのかなと思いました。

作文の時間は、勉強した語彙や表現を実際に使ってみるという考えから、教科書やノートは見てもいいことにしています。その代わり、スマホの辞書などは厳禁です。私が教室をうろちょろするのは、辞書代わりでもあるのです。もちろん、スマホを使わせないように監視もしています。

学生がスマホの辞書を使うと、概して難しい表現を見つけ出し、それを使うのですが使いこなせずに文をぎくしゃくさせてしまいます。その結果、文章全体に害毒が回り、添削も採点も難しくなるのです。書いた本人だって、書いた直後ならまだしも、作文が返却された時に読み返しても、何が書いてあるのかわからないと思います。

その作文を、朝から添削しました。Kさんの作文が妙にこなれていました。Kさんは絶対知らないだろうなという単語もありました。こちらが示した型を全く無視していました。おそらく、私が他の学生と話している隙に、AIに文章を考えてもらったのでしょう。

Kさんが大学を出て就職するころには、文章はAIが書くのが当然になっているのかもしれません。だから、教科書・ノートを参考にしながら手書きで原稿用紙のマス目を埋めていく文章作成法など、時代遅れだと言えないこともありません。しかし、AIに指示を出すにしても、読み手に訴える力のある文章とはどんなものかということぐらい知っておかないと、結局何も描けないのと同じことになってしまいます。

Kさんの作文は、こなれていますが、よく読むとツッコミどころ満載です。それをことごとくツッコんで、しかも型を守っていないということで、Fにしました。これを返すときに、Kさんからじっくり話を聞きましょう。

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やめますの裏側

11月6日(水)

MさんがP大学に合格したという話を聞いたのは、先週のことだったでしょうか。通常授業で教えたことはありませんが、日本語プラスでは何回か顔を合わせたことがあります。ですから、「あのMさんが受かったのか。よかった、よかった」とひそかに喜んでいました。日本語プラスを受け始めた頃に比べると、だいぶ力を付けました。

そのMさんが、午後の授業が始まる直前ぐらいに、日本語プラスのEJU日本語対策クラスをやめたいと申し出てきました。理由を聞くと、P大学に受かったからだと言います。志望校に受かって、もうそこに進学すると決めたのだったら、EJUも受ける必要はありません。だから、日本語プラスも不要だという理屈もわからないではありません。だけど、今度の日曜日がEJU本番で、日本語プラスのEJU対策クラスもあと1回だけです。無断欠席されるよりはちゃんと申し出てくれた方がありがたいですし、Mさんって義理堅いなと思ったりもしました。でもねえ、せっかくずっと勉強を続けて来たんだから、最後まで出席しようという気にはならなかったんですかねえ。

それよりも怖いのは、Mさんが日本語を勉強する意義を見失ってしまうことです。少なくとも日本語プラスにおけるMさんは、まじめな学生でした。しかし、今まで、まじめな学生が志望校の受かったとたんに豹変した例をいくつか見てきました。Mさんもそちらの道を歩むんではないかと危惧しています。タガが外れると、なかなか元には戻りません。P大学だって、3月の卒業まで5か月ほどの間、日本語力をさらに伸ばすことを前提に合格を出しているかもしれません。にもかかわらず、勉強せずに遊び惚けて、日本語は進歩するどころか退歩してしまったら、大学で専門分野を磨くどころではありません。

学生に進学・就職先で困らないだけの日本語力を付けて送り出すというのが、日本語学校の使命です。しかし、学生側に勉強する気が全くないのだとしたら、日本語学校としては使命の果たしようがありません。Mさんはそんな学生ではないと信じたいです。明日からのMさんに注目していきます。

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決まりました

11月1日(金)

午後の授業が始まるころ、Tさんが職員室へ来ました。就職が決まり、学校をやめるとのことです。だいぶ前からビザを申請していたのですが、入管の人手不足の影響でなかなかビザが下りず、ついこの前ようやくもらえたそうです。私も先学期末までに修了・就職と聞いていたのですが、ずいぶん遅れたものです。

Tさんは「先生方に」といって、季節のおまんじゅうを持って来てくれました。私は栗まんじゅうをいただきました。授業後の疲れた頭に、糖分がしみ込んでいきました。こういう気づかいがさらっとできるあたり、もうすっかり日本の社会人です。

Tさんをクラスで受け持ったことはありませんが、川越小旅行の時、クラスのメンバーからはぐれてしまったTさんを救ってあげたことがあります。クラスの先生に送り届けるまで、川越の中心部を一緒に歩いたのは、もう半年近く前のことなんですね。

夕方、Sさんが職員室の入口で私を呼び出しました。行ってみると、にこやかな顔で「先生、K大学の指定校推薦に合格しました」と報告してくれました。午後、合格発表があったそうです。だから、午前中の私のクラスでは落ち着きがなかったのです。

入試の直前に、数回Sさんの面接練習をしました。最初の頃は指定校推薦入試でも危ないのではないかというくらいのひどさでしたが、入試の直前には、卒業生が教えてくれた「困った面接の質問」から選んだ質問をしてもきちんと対応できるまでになりました。

Sさんはちょうど1年前の10月入学でした。その時から進学に関してとても熱心な学生でした。初級の時から進学の授業には欠かさず出席し、情報を集めたり志望理由を考えたり面接練習を重ねたりしてきました。やはり、早くから動くと進学の成功につながるものです。

TさんやSさんに限らず、進路が決まった学生が出てき始めました。実りの秋です。

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成長

10月30日(水)

水曜日は、週に1回の初級クラスの日です。週1の初級クラスというと、毎週学生たちの伸びを感じます。先週できなかったことができるようになっていたということがよくあります。

Kさんもそんな1人で、モニターを見ろと言っても教科書から目が離れなかったのが、画面を見ながらオリジナルの会話が作れるようになっていました。まだ完全に教科書を手放したわけではありませんが、教科書に頼らずに歩き出す兆しが感じられました。

Cさんは、テストはよくできるのですが、話す力はイマイチどころかイマサンぐらいでした。担任のN先生があおったこともあるのでしょうが、全体への問いかけに真っ先に答えてくれました。授業の終わりごろには、習ったばかりの表現に関する質問さえしてきました。先週までと比べたら、長足の進歩です。

Jさんはもともとよくできる学生でしたが、それに磨きがかかっていました。今学期受け持っている中級クラスのできない学生よりも、よっぽど気の利いたことが言えます。中級クラスに連れて行って、会話の授業かなんかに入れたら、中級クラスの学生の刺激になるでしょうね。

そんなクラスですから、こちらもうれしくなってついつい力を入れてしまいます。午前中は雨が降って肌寒ささえ感じたのですが、午後クラスの授業の最中にはうっすら汗をかいていました。それだけ力を込めれば全部吸い取ってくれそうな気がしますから、気分が乗ってくるのです。

今週もたっぷり種をまきましたから、来週も豊年満作を期待して教室に入ることにします。

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1・3・5位

10月16日(水)

JPETは、JLPTに比べると知名度も低く、受験者数もはるかに小規模ですが、国際的な外国語学習評価基準であるCEFRにのっとって受験者の実力を判定してくれます。そのJPETの2024年上半期の成績優秀者上位5名のうち、3名をKCPの学生が占めました。その賞状と記念品が届いたので、午前の授業の終了間際に、その3名が在籍している最上級クラスの教室にお邪魔して、表彰しました。

3名とも、最上級クラスの中でもトップを争う学生ですから、そのぐらいの成績を挙げて当然と言えばその通りです。でも、小規模とはいえ受験者は100人や200人ではありませんから、その中での1位とか3位とか5位とか言えば、偏差値を出すとすると80や85まで行ってしまうのではないでしょうか。またCEFRでも最上級レベルに評価されますから、その辺を歩いているバカ高校生はもちろんのこと、普通の高校生をも上回る日本語力かもしれません。クラスの先生方も、そう思ってるに違いありません。

去年は1位と2位の学生を出しましたから、KCPは2年連続で最高位に近い成績の学生を輩出していることになります。今年のJPET受験者募集の際に、去年の話をして、「今年もぜひ上位を独占してもらいたい」と発破をかけました。3名は、その期待に見事に答えてくれました。非常にうれしく、また、誇らしいことです。

この3名に、日本語で太刀打ちできる留学生はほとんどいないと言っていいでしょう。ですから、自信をもって自分の目指す道を突き進んでいってもらいたいと思っています。

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行くべ

10月7日(月)

新学期の準備が着々と進んでいますが、私は毎日のように養成講座の授業をしています。養成講座はオンラインでも受講できますが、わざわざこちらまで足を運んでくださるのですから、オンラインではできないサービスをしています。

その1つが、辞書や参考書の紹介です。最近は何でもネットで調べられますが、ネットでは調べがつかないことが載っている辞書や参考書の実物をお見せします。「日本語類義表現使い分け辞典」などというのは、その代表格でしょう。また、学習者向けの参考書も、普通の日本人が普通に日本語を使う際には全く不要ですが、日本語教師にとっては学習者の視点を知るうえで大いに役に立ちます。「セルフマスターシリーズ」や、「日本語文法演習」のシリーズがこれに当たるでしょうか。まだまだお見せ」していない本がありますから、追い追い紹介していこうと思っています。

もう1つ、方言の日本語文法なんていうのもやることがあります。もちろん、授業で正式に取り上げるのは共通語であり、学習者に教えるのも共通語です。これは東京近辺で使われている日本語が元になっています。しかし、地方地方に方言があります。その文法の根幹は共通語と同じですが、細部において違っていることがあります。

例えば、主に東北地方で使われる「べ」です。「行くべ」(実際の発音は“イグベ”に近いですが、文法解説上“イクベ”にしておきます)といえば、相手に声をかける状況なら「行きましょう」、その場にいない人についていうなら「(彼は)行くでしょう」となります。つまり、東北地方における「べ」は、共通語の「ましょう」と「でしょう」という、接続する動詞の活用形が違う2つの文末表現に相当するのです。さらに、終止形が“る”で終わる動詞に付くときは、「(帰るべ⇒)帰っぺ」「(食べるべ⇒)食べっぺ」のように、音便もあります。

共通語においては、ナ行五段動詞は「死ぬ」しかありませんが、山口県では「いぬ(去ぬ)」もあります。「今日は早ういなにゃいけん(今日は早く帰らなければならない)」「太郎は、はあ、いんだでよ(もう帰った)」のように、ごく当たり前に活用します。

こんな話をすると、その地方出身の受講生は、「ああ、そうだ、そうだ」という顔をされます。そうじゃない方は、「えっ、そんな日本語あるの?」と、目が点になります。

方言の日本語文法を系統的に研究したら、さぞかしおもしろいだろうなあと思います。

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朝の電車は狭いです

10月5日(土)

学生の話を聞いていると、時にハッとさせられるような表現に出合います。先日、初級のTさんに日本での生活はどうかと聞いた時のことです。Tさんは、「朝の電車は狭いです」と答えました。中級以上なら「朝の電車は混んでいます」「朝は電車が混んでいますから、学校へ来るのがとても大変です」などと答えてもらいたいところです。でも、Tさんの実感は「朝の電車は狭い」のです。

この答えを聞いた時、とても新鮮な気持ちになりました。四方八方から押し込まれ、下手をすると片足を浮かせて吊革につかまってやっとバランスを保っているような状況かもしれません。これを言い表すには、上述の文法的にも語彙的にも正しい表現よりも、「朝の電車は狭いです」の方がぴったりくるように思いました。

テストで「朝の電車は狭いです」などと書いたら、文句なし×でしょう。でも、Tさんにとってはこの3か月ほどの日本での生活を象徴する言葉が、「朝の電車は狭いです」なのに違いありません。Tさんにすいている電車の写真を見せて「この電車は広いですか」と聞いても、「はい、広いです」とは答えないような気がします。「朝の電車は狭いです」は、朝のラッシュの状況を描写したのではなく、Tさんの心象風景、ないしは母国での生活との違いを最も強く感じた場面を凝縮した言葉なのです。

この感覚を、Tさんは母語でどのように表現しているか、整理しているか、そこまではわかりませんが、きっとスマートにまとめているのでしょう。でも、「朝の電車は狭いです」は、聞いた人をこんなに感動させる力を持った斬新かつ衝撃的な言葉なのですよ。

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フル回転

9月26日(木)

学校的には期末テストでしたが、私は養成講座の新しい受講生に文法の講義をしました。普段日本語の文法など意識したことのない人たちに日本語文法の発想法を植え付けていくのが、この文法の講義の主たる役割です。今までとは違う角度から、自分の使っている日本語を見つめ直してもらう、と言ってもいいでしょう。

可能動詞の説明をした後、「さあ作ってみましょう」と動詞を示して作ってもらうと、予想通り、“来れます”“食べれます”という答えが返ってきました。「9割がたの日本人がこう言っていると思いますが、日本語の教科書ではそうなっていないんですねえ」と訂正を求めましたが、“来られます”“食べられます”がなかなか出てきませんでした。それだけ、“来れます”“食べれます”ががっちり定着しているのだと感じさせられました。おそらく、学校の国文法の時間に“来られます”“食べられます”と習ったことはすっかり忘れているのに違いありません。いや、そう習う前から“来れます”“食べれます”と言っていたはずですから、“来られます”“食べられます”と先生が言っても意識されなかったのかもしれません。

ここで説明すると長くなりますから省略しますが、“来れます”“食べれます”は、可能動詞の作り方として合理的な面もあります。上述のように大半の日本人の支持も得ていますから、何がなんでもダメと否定するつもりはありません。でも、教科書が“来られます”“食べられます”となっているのに、教師が“来れます”“食べれます”と言っていたら、学習者は混乱するだけでしょう。

“来られます”“食べられます”に限らず、これから驚くことばかりだと思います。講義終了時に受講生に感想を聞いてみたら、「頭がフル回転しています」と言っていました。次回は来週ですが、しばらくはフル回転を続けてもらいます。糖分をたっぷりとって、脳が栄養十分の状態で講義室にいてくださいね。

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