2月16日(月)
午後、明日の上級選択授業の中間テストの問題を作っていると、ロビーに誰か立っていました。何か用事があるんだけど、どうしたらいいか戸惑っている学生のように見えました。しかし、たまたま事務職員がみな席を外していたので、私が出て行きました。私の目には要領の悪そうな学生に映ったのですが、よくよく顔を見ると、卒業生のCさんではありませんか。思わずずっこけてしまいました。
CさんはM大学に進学し、4年間優秀な成績で通し、大学院にも進みました。大学2年生の時から日本語教育能力検定試験を受け、4年生の時に合格しました。外国人留学生が合格するのは、稀有のことです。さらに、昨年、登録日本語教員試験にも合格し、その合格証も見せてくれました。現在は都内の日本語学校で専任講師として日本語を教えるとともに、進学指導もしています。明日が春節で、その前後1日ずつが休みなので、こちらに顔を出してくれたとのことでした。
こぼす愚痴の内容も私たちとあまり変わらず、すっかり日本語学校の日本語教師になっていました。いろいろな公務を次から次と任されて、忙しくてたまらないとも言っていました。若手のホープだからこそ、仕事が回ってくるのです。“忙しい奴=有能な奴”という方程式があり、“大事な仕事は忙しい奴に回せ”とも言われています。有能な奴のところに仕事が集まるというこの状況を、“仕事の万有引力の法則”と私は秘かに呼んでいます。
国へ帰る気はないとCさんは言っていますが、国へ帰って日本語学校を立ち上げられるくらいの力はついたんじゃないかなあ。このぐらいいろいろな仕事をさせてもらっているのなら、早晩それだけの実力が身に付くはずです。どんどん鍛えてもらって、将来へと向かう道幅を広げておけばいいと思います。次に会うときは、日本語学校の校長先生でしょうか、経営者でしょうか…。
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